大学生の時に大枚をはたいて買い、デンマークでも使い、最近になっても時々使っていた、ThinkPad X21です。
2001年に、一部援助してもらって買いました。もう12年も前のことです。当時まだ、ノートパソコンは今よりずっと高く、加えてこの機種は当時の最新機種だったので、27万円近くしました。学生の私には、援助があっても大きな金額でした。バイトをひたすらがんばりました。
高かっただけのことはあり、メモリを換装したり、 OSを入れ換えたりしながら、2008年あたりまでは、私の主力機として働いてくれました。主力ではなくなったのは、大学院の授業で、専門ソフトをたくさん入れなければならず、ハードの容量が足りなくなったからです。20GBしかなかったですから。今なら信じられないくらい容量が小さかったのです。
現役引退後は、後継機(海外で買ったのでOSが英語)では日本語が文字化けするようなソフトを動かすのに使ったりしていましたが、年にいちどあるかないかでした。
この機種を買ったのは、ひたすら丈夫で、軽かったからです。自転車の前かごに毎日入れて(!)運んだこともありましたが、こわれませんでした。あとは、真っ黒なのもポイントでした。
本体にCDドライブ等がついていないので、軽いです。ドライブ類は、本体の下の「皿」に内蔵してあります。今となってはすっかり姿を消したフロッピーも読めます。本体と皿は分離できます。
本体だけなら片手で持てます。現在ならよくある話ですが、当時はこの薄さ軽さは珍しかったのです。膝に載せて作業しても大丈夫でした。電池も、新品のフル充電で5時間もちました。当時としては最長の部類でした。なので、買った初期は、充電した本体だけを持って歩いていたこともありました。
本体の下に皿をつけると、重いです。皿には、今では使うことのほとんどないポートがたくさんついています。
さようなら。本当にお世話になりました。