2015年6月28日日曜日

梅酒2015

今年も梅酒を作りました。
南高梅:1kg
氷砂糖:0.5kg
果実酒用ブランデー:1.8リットル


写真左が、今年作った梅酒。
ブランデーで作るのは初めてなので、どんな味になるのか楽しみです。

真ん中は、2014年に、余っていた泡盛と黒糖で適当に作った梅酒。見た目はひどく濁っていますが、飲んでみると適当に作った割には、なかなか美味です。

右は、2013年に、デンマークのじゃがいも焼酎" Aalborg Akvavit"作った梅酒。1年でなんとか飲めるだろうかと思いきや、Akvavitと梅がかなり喧嘩して、Akvavitの喉が焼けるような感じがそのまま残っており、梅酒としては飲めませんでした。2年目で、だいぶ尖った感じは取れてきましたが、まろやかな感じになるにはあと2〜 3年必要なのではないかと思います。


2015年6月10日水曜日

本日のいけばな

生花生風体
シャクヤク

これは先生に直していただいた後の写真です。
初めて「くばり」で活けたので、わたしは花を5本とも立たせるだけで精一杯でした。


「くばり」とは、Y字の木の枝のまたに、活ける花の茎を前から順番に差し込んで活ける方法です。剣山の無いところではこの方法で活けられます・・・が、茎を全て立たせるだけでわたしは四苦八苦でした。花の向きなどそっちのけで、立っただけで大喜びでした(笑)。


横から見るとこんな感じです。5本の茎が一直線になっていて、水際が剣山よりもきれいです。ああ、こんなにビシッと活けられるようになりたい。


シャクヤクは初夏の代表的な花。そして私の結婚式でも、ブーケやブートニア、卓の飾り花にとふんだんに使わせていただいた、思い出の花です。いけばなの練習後、花瓶に挿しておいたところ、こんなに大きく花が開きました。





2015年6月3日水曜日

白根大凧合戦

新潟県の無形民俗文化財でもある、新潟市の「白根大凧合戦」を見物する機会に恵まれました。

私が白根大凧合戦のことを知ったのは2009年、私がデンマークに住んでいたときのことでした。当時住んでいた自治体の文化関連のイベントで、日本の伝統文化を体験したり、工芸品を購入するマーケットが開かれたことがありました。日本全国から、飴細工や木工、竹細工などの職人さんがいらしたのですが、その中に、新潟の白根で大凧を作っているEさんがいらっしゃいました。Eさんの作った大凧に興味を持つ人は多く、その後Eさんは単独で自治体の小中学校や公立図書館に招かれ、大凧を児童と一緒にあげる授業や、凧作りのワークショップが行われました。私が簡単な通訳(当時、私が住んでいた地域には、デンマーク語が分かる日本人が私しかいなかったのです。)としてこのワークショップを手伝ったのが、Eさんと私のご縁の始まりでした。

当時のワークショップの様子です。

 
 

大人が大の字に両手両足を広げても届かないくらいの巨大な凧をあげ、しかもその凧同士をぶつけて競い合う「白根大凧合戦」を新潟でやっているとEさんからきいて、私はワクワクしました。Eさんとはその後も年賀状やメールのやり取りが続き、いつか私も、本場の大凧合戦を見てみたいと思っていました。

私がデンマークから帰国して4年がたち、ちょうど大凧合戦の開催期間に新潟にいける機会が訪れました。さっそくEさんに連絡を取り、新潟へ向かいました。

当日は子どもたちがあげる大凧の合戦の日でしたが、天候はあいにくのにわか雨でした。風も不規則で、なかなか凧がうまくあがらない組もありましたが、凧があがったときには迫力の合戦が繰り広げられました。合戦は、各組が川の両岸から凧をあげて、凧網を交差させ、凧が絡まったところで綱引きをして引っ張り合うという方法をとります(詳しくはこちら)。

 


雨が強くなってきたので、合戦の会場を後にし、Eさんに「しろね大凧と歴史の館」につれて行っていただきました。ここは、日本全国と各国から収集した凧が展示されている、たいへん珍しい博物館です。


館内では、翌日からの大人の大凧合戦の凧を製作中でした。


大凧合戦の凧。


大凧合戦で使われている凧綱。各組で綱の縒り方が異なります。


日本全国、世界各国で収集された凧。これは山口県下関の「ふぐ凧」。かわいい。


これも、凧。


これも、凧!


これも、凧!


日本には、世界には、こんなにいろいろなデザインの凧があるのか!と驚きっぱなしでした。これだけの凧を収集した博物館の皆さんにも脱帽でした。


いいものをたくさん見させていただいた一日でした。Eさんと再会を約束して、新潟をあとにしました。