2011年10月16日日曜日

本日のいけばな

生花正風体
ネコヤナギ・キク

ネコヤナギは、枝を矯めて、基本に忠実な方向に流す作業が必要。当然ながら、初めてでは全くうまく活けられませんでした。この写真は、自分で活けた後、先生に添削してもらったものです。

2011年10月6日木曜日

京都出張

3日間、京都に出張してきました。京都は実家から近いので、高校生の頃からひとりで旅行したり、友達と一緒に遊びに行っていましたが、今回は実に5年ぶりに訪れました。
出張中、少し時間ができたので、二条~鴨川を散歩しました。

出張の前にたまたま、仕事でお世話になっている I さんから、「京都の旅館『柊屋』のお風呂は、コウヤマキでできていて、すごく香りがよい。」という話を聞きました。かなり好奇心をくすぐられる話だったので、いったいどんな旅館なのだろうかと、外観だけ偵察に行きました。外観だけです。出張の宿にしようとは、とてもとても思えませんでした。なにせ、柊屋旅館のHPを見てすぐ、「うっ・・・まだまだ酸いも甘いもかみ分けていない自分には敷居が高すぎる!」と直感で思えましたので。・・・ああ、それでもコウヤマキのお風呂が気になります。いつか、酸いも甘いもかみ分けたいっぱしの女になったら、堂々と宿泊したいものです。

京都は、バスも地下鉄も発達していますが、昔から、歩くのがいちばん面白いと私は思います。細い路地で新たな発見をするので。今回も、柊屋に行く途中に、素敵なガラス工房を見つけました。

ガラス小路 かぢ村


ここの店主がとても気さくな方で、ついついおしゃべりをしてしまいました。店主の心意気に惚れて、グラスをひとつ購入。なでしこの花は砂で彫ってあるそうです。他にもいろいろな花のグラスがあったので、京都に行く際に、ひとつずつ買い足していこうと思います。ちなみにグラスも素敵ですが、ランプシェードはもっと素敵です。


そのまま適当に路地を歩いていくと、よーじやカフェがあったので、休憩。これは期間限定の抹茶ラテです。


さらに適当に歩いて、鴨川到着。納涼床も解体されている途中で、もう秋だなあと思いました。

2011年10月4日火曜日

たまごの話

10月4日、名古屋の浅田レディースクリニック主催の、無料セミナーに参加してきました。女性の卵についてのお話でした。

セミナーで聞いた話の中で、私が今まで勘違いしていて、今回初めて知って驚いたことを4つ書きます。ただし、口頭で聞いた内容ですので、私の認識が細かいところで間違っていたり、私の文章の書き方によっては、読んだ方に誤解を生じるといけません。詳しくは浅田レディースクリニックのHPをごらんください。女性にとっては重要な問題なので、勘違いがあっては大変ですから。

1 女性の卵を作るもととなる原始卵胞は、その女性が胎児のときに全部作られてしまい、あとは減っていくのみ。

→原始卵胞は、その女性が胎児の段階ですでに作られており(!)、妊娠5ヶ月の胎児の段階で600~700万個ある。誕生した瞬間で約200万個まで減っている。月経が始まって妊娠ができるようになる頃には30~40万個に減っている。その後もどんどん減っていく。


2 排卵は月に1個もしくは数個。でも、月に減っていく原始卵胞は、1000個くらい。

→原始卵胞の成熟開始時期は原始卵胞によってばらばらで、おおよそ月1000個の原始卵胞が成熟しようとする。成熟して大きくなるのに約80日かかる。排卵期のリズムに合わせて、「たまたま」いちばん大きく成熟した卵胞から卵子が飛び出る。これが排卵。一方、残りの成熟途中の原始卵胞は、みんな消失してしまう。つまり、月に約1000個の卵のもとが減っている。


3 閉経するおよそ10年位前から、妊娠できなくなっていく。

→原始卵胞は一生新しく作られることがなく、減っていくだけ。ということは、原始卵胞の年齢は実年齢と同じ。歳をとるほど、原始卵胞は古くなる。つまり質が落ち、受精しても細胞分裂がうまくいかない、子宮で着床できない等の問題が生じやすくなっていく。同様に、原始卵胞を貯蔵している卵巣の機能も歳をとるほど衰えていく。貯蔵機能が衰えれば、原始卵胞の質もさらに落ちる。ということで、原始卵胞があれば月経は来るが、その卵が古すぎたら、妊娠できるかどうかわからない。


4 妊娠適齢期は、個人差がものすごくある。

→原始卵胞の減り具合も、原始卵胞の質の低下具合も、卵巣の機能の低下具合も、個人差が大きい。なので、「○歳までなら妊娠適齢期」、という、万人に対しての基準はない。自分の妊娠適齢期を知る必要がある。


では、自分の妊娠適齢期は、どうやって知ったらよいのか?という疑問ですが、血中のアンチミューラリアンホルモンというホルモンの値を測ることにより、卵巣内にどのくらい卵が残っているか知ることができるそうです。

ということで、後日、このクリニックにて、実際にアンチミューラリアンホルモン測定検査をしていただきました。やることは採血だけですが、保険外診療なので6300円かかりました。でも、6300円で、今後の人生設計の大きな指針にできる、自分オリジナルの妊娠適齢期を知ることができるものなら、安い買い物だと私は思ったのです。適齢期が実はもう過ぎ去っていたのなら、(大泣きするでしょうが)子どもには縁がなかったものと諦め、仕事や他の分野にどっぷりつかって社会貢献していく方法を考えるでしょう。適齢期のリミットが近いようであれば、パートナー探しが今の自分の最優先事項になります。まだまだ適齢期が続くのであれば、仕事の様子を見ながらでもパートナーを探していけます。自分をとりかこむものの優先順位が、おのずと分かってくると思うのです。

検査結果が出るのはあと1週間後。さて、どうなるでしょうか・・・。

ところで、この、たまごの話ですが、自分がもし、高校生くらいの頃に聞いていたら、もっと人生設計を真面目に考えただろうし、若い頃の自分の心も身体も、もっと大切にしたと思うのです。男性も、女性がいつでも好きなときに妊娠できるわけではないことを、漠然とではなくもっときちんと知っていたら、パートナーに対する考えが変わってくるのではないでしょうか。

2011年10月2日日曜日

自分の遺伝子

最近、知人にこんなことを言われました。
「あなたはこんなに面白くて、いい意味で強い女性なのだから、絶対に後世に遺伝子を残したほうがいい。」

子ども、というと、私はついつい子育てのイメージばかりを先行させてしまいます。出産・育児・成人するまでにかかるお金のこと、子育ての大変さ、仕事との両立、そもそもパートナーを探さなければはじまらない・・・そういう現実的なことにまず目が向いてしまいます。なので、子どもは「産んでも大丈夫そうな条件(具体的には金銭事情とパートナー)がそろったときに産むもの。」という大前提が自分の中にあり、「私はなぜ子どもを産みたいか?なぜ産みたくないか?」という、もっと根本的な問いについて、まともに向き合って考えたことがありませんでした。なので、冒頭の助言?は、ハンマーで頭をガツーンと殴られたくらい、衝撃的でした。

遺伝子を残すために妊娠する・・・確かに、子どもへの愛情とか家族の絆うんぬん(もちろんそれらも大切ですが)の前に、生物としてのヒトの目的は、遺伝子を残していくことです。そして、「遺伝子を残すか?残さないか?」だけを考えたら、私はやっぱり「(私のようなたいして世の役に立たん奴の遺伝子を残すのはアリなのか?と思いつつも)うーんやっぱり残してみたい。」という気持ちがあるのです。それに、前の世代までが脈々と残してきた遺伝子の流れを、「自分が役に立たないから、自分の子も世に必要なかろう」という、自分だけの理由で断ち切ってしまうことの方が、むしろ自分勝手なのでは?と思い始めたのです。私が流れを作ってきた先祖の立場だったら、途中で遺伝子受け継ぎが「これ以上受け継ぐ意思がないから」という理由でストップしたら、仕方ないとはいえ内心ガッカリだろうなと。

やっぱり自分は、子どもを産んで育てたいなあと。

だったら、子どもを産んで育てられそうな環境を、自分の周りに作っていけばよいわけで。大丈夫そうな環境になるまで待っているより、自分でそういう環境を意識的に作っていくほうが早いです。

何が必要か?
1. 出産と育児と成人させるのにかかる金はいくらなのか、それを稼ぎ続けるための対策(必要経費の試算、失業しにくくする対策、資産を増やす対策、セーフティーネットをどこまで張るか、等)
2. 私同様、子どもがほしくて育てる気もあり、少なくとも金銭対策に協力的で、さらに露骨に言ってしまえば、自分が生理的にそういうことをイタすことが可能なパートナーを探す対策。
3. 2が見つからないときに、一人でも何らかの手段で子どもを産むかどうかを熟孝。

いつから、いつまでにこれらの対策を完了させるか?
1. できるだけ早いにこしたことはない。つまり明日にでも行動開始。
2. 自分の卵では医学の力を持ってしても妊娠が不可能になるときが、タイムリミット

ここで問題なのが、この妊娠不可能のタイムリミットをどうやって知るか?です。ググってみたら、なんと、最近は血液検査で、このタイムリミットをおおよそ知ることができるそうです。卵巣予備能検査というものです。医学の進歩はすごいですね。自分の卵巣はおおよそ何歳までちゃんと機能するのかを知れば、それまでの計画も立てやすいわけです。いらぬ不安にさいなまれることもありません。というわけで、この卵巣予備能検査と不妊治療に関するセミナーをやっている産婦人科もあるので、私はそのうちのひとつに参加してみることにしました。

仕事の追求と並行して、プライベートの追求も本格始動です。おもしろいことになってきました。