子どもたちは時差ボケのせいか、夜中に2回、お腹がすいたと泣いて起きました。私も空腹が限界に達し、両日とも5時前に起きてしまいました。
さて、泊まった駅のまん前のNOVUMホテル。バスルームの備品が、壁付け全身用ソープ(髪も洗える)、ドライヤー、コップ、タオル、トイレットペーパー以外、何もありませんでした。なので洗面台に物がなくてすっきり。私達は自身のものを使うつもりだったので、お湯が沸かせないこと以外は何ら不便はなく、むしろ私のように物が多すぎると混乱して忘れ物をしがちな人には使い勝手がよかったです。そしてやたら天井も高く、壁もドアも重厚で、子どもが泣いたくらいでは音が漏れなさそうで安心でした。
朝ごはんはビュッフェ式でした。小ぢんまりした食事会場でしたが、パン、ハム、チーズ、野菜類、オムレツ、シリアル類、コーヒー紅茶とジュース類など一通りそろっていて、何かしらは好きな朝食が見つかる感じでした。6:30からオープンしていたので、私たちは6:30に朝食会場へ行き、客が少ないうちに子どもたちの食事を済ませ、夫と私が交代で子どもたちをみながら食事を済ませました。上の子(2歳10か月)は、ビュッフェから食べられそうなものを食べさせました。下の子(0歳10か月)は、持ち込んだ粉ミルクをお湯で溶いたものとビュッフェのコーンフレークを混ぜ、ふやかして食べさせました。子ども用の椅子も借りられました。上の子は飽きてしまって長い時間は座っていられないので、先に食事を終えた夫が、上の子を連れて部屋に戻ったり廊下を散歩させたりしている間に、私が下の子を気にかけつつ食事をするパターンが、いちばん私たちに合っていたようです。4人とも食事を終えるのに1時間強かかりました。
7月3日と4日は、ハンブルクを観光しました。旅行出発前に観光プランを立てるにあたり、子どもを連れていることを考慮して、次の4つを守ることにしました。
- 午前中に1か所観光→ホテルに戻って休憩→午後に1か所観光→17時ごろまでにはホテルに戻る
- 多目的トイレに容易にアクセスできる場所を選ぶ
- 歩く時間を極力減らす(子どもは2人とも、おんぶかだっこで連れていくため)
- できるだけ、子どもメインで大人も楽しめそうな観光施設を選ぶ
移動手段はほとんど列車になるので、私たちは観光者向けの「ハンブルクカード」を買いました。大人2名、2日間有効のもので計4,900円ほどでした。これで列車が乗り放題になり、いろいろな観光施設で少しづつ割引が得られました。私たちの場合は観光する場所が少ないので、買ってもトントンか損かもしれない計算でしたが、子どもと荷物で手がふさがっているときに列車の切符をいちいち買うのは大変なため、ハンブルクカードは大変便利でした。
実際の観光は以下のような感じになりました。かなり休憩を入れ、徒歩移動を制限したつもりでしたが、どうしても街で気になったものをついつい歩いて見に行ってしまったので、おんぶや抱っこに子どもの荷物をぶら下げ続けた身体はクタクタになりました。かといって、ベビーカーを持って行ったとしても、気まぐれに歩きたがる上の子がおとなしく乗ったとは思えず…。とりあえず、普段から筋トレしていてよかったです…。
<7月3日>
【AM】
駅周辺を散策、観光案内所やスーパー、5日に乗る列車のホーム等を確認
ホテルで休憩
列車移動
クルーズツアー(1時間半)
【PM】
駅前スーパーで昼食調達
ホテルの部屋で昼食、休憩
列車移動
ハンブルク市庁舎を散策
市庁舎周辺~アルスター湖を散策
駅前スーパーで夕食調達
ホテルの部屋で夕食
<7月4日>
【AM】
列車移動
ミニチュア・ワンダーランド
ミニチュア・ワンダーランド内で昼食
【PM】
列車移動
市庁舎前広場から観光周遊バス乗車(1時間)
ニベアハウスでお買い物
列車移動
ホテルの部屋で休憩
夫と子どもはホテルで休憩、私だけハンブルク美術館へ(1時間)
ホテル近くのレストランで夕食
ハンブルク中央駅。
港のタンカー周辺を巡った後は、運河の中も案内してくれて、充実の1時間半でした。
子どもたちは乗船中に昼寝をしていました。
ハンブルク市庁舎の中庭。
調子に乗って買ったレダラッハの量り売り板チョコ。それにしても本当に、ドイツは英語が通じるようになったと感じます。20年前に旅行した時とえらい違いでした。
4日目の早朝に訪れたミニチュアワンダーランド。夏休みシーズンは混むので、ネットで事前予約の上、午前中に行くのがおすすめです。空いていてミニチュアの細かいところまでゆっくり 観察できます。
子ども向けの施設と思って行ったら、むしろ大人のほうがハマってしまいました。圧倒的な細かさで再現された世界の各都市を見ることができます。
ハンブルクの街並みも再現されています。
多くの観光客が見とれていた、飛行場のミニチュア。ちゃんと飛行機が離着陸します。
観光バス。 大人はちょうど座って休みたかったので助かりました。子どもたちも景色を見ているうちに寝てしまいました。運河、歓楽街レーパーバーン、ウォーターフロント開発地区、アルスター湖周辺の高級住宅街など、ハンブルクの街の概要をぐるっと回って知ることができました。歴史ある大きな街には、思いっきり違うタイプの地区が同時に存在するのでとても興味深いです。
私は今まで、この手の観光バスに乗ることに疑問を持っていて、自分の足で歩いてみて街のスケール感を把握するのが乙だと思っていました。しかしこの観光バスシステムは、おんぶと抱っこのしすぎで疲れきった子連れ親には非常に優しいのだと身をもって知りました。自分で歩かなくても勝手にいろんなところを回ってくれて、その間に子供は昼寝できるのです。こんな便利な手段を使わないでどうすると思いました。
アルスター湖畔にたたずむ人々。
ハンブルク美術館。子どもを夫に預けて行ったので、1時間で速足でサクッと回って見ましたが、それでも見に行ってよかったです。とにかく展示が多いので、本当は半日くらいかけてじっくり見ていたい美術館でした。
私が何となく気に入った絵。こどものほっぺは時代を超えて「クレヨンしんちゃん」のようにぷっくりなんだなあ…と思った次第。
夜はホテルの1階にあるレストランへ。夫はドイツの定番のソーセージが食べたかったのに、ここはシーフードレストランでした。おなかが空いていても、きちんと調べて入るべきでした。食事場所についても、旅行出発前にいくつかピックアップしておくべきでした。それ以前に夫と私で意見のすり合わせをしておくべきでした。私はてっきり、夜は全部スーパーで買って済ませると思っていたのですが、夫は1日くらいはレストランでちゃんと食事したい派だったのです。お互いそれが当たり前と思っているから、意見を合わせる時間を設ける発想すらなかったです。反省点です。
でも気を取り直してビールは飲む。ノンアルコールですが。
メニューにある「北海のシーフード」という言葉にわずかばかりのときめきを感じた私は馬鹿野郎でした。「北海のシーフード」。そう、それは大雑把に揚げ焼きにした巨大カレイのことでしたね。北海の近くに4年も住んでたくせして、そんな基本も忘れてしまっていたなんて(遠い目)。ああどこまでも大味のカレイ。煮付けにしたら美味しいのにと思ってしまう日本人の私がいました。
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