2019年7月7日日曜日

第2の故郷デンマークへ里帰り子連れ渡航2 その5:2019/7/7

7月7日
Roskildeで泊まったホテルはScandic Roskilde Parkホテルでした。ファミリー歓迎を前面に打ち出しているホテルでした。

部屋に子ども用ベッドを入れてくれたり、

ホテルの裏口が、森とつながっていて散策できたり、


森の中の散策路を歩いていけば、車や自転車に気を付けることなくRoskilde市街地方面に出られたり、

朝食ビュッフェの会場にソファー席があり(いざとなったら子供を横にしておけるので助かる)、さらに子ども向けのメニューが充実していたり、

ものすごくわかりやすいバリアフリーというわけではないけれど、とにかく親の気が休まる、とても過ごしやすいホテルでした。次回チャンスがあれば、滞在メインで何日かのんびり過ごしてみたいホテルです。

ちなみに、大人の朝ごはんはこんな感じでした。ハンブルクのホテル同様に、パン、パンの上に乗せるハムやチーズ、生野菜、温かいもの(スクランブルエッグやソーセージ)、シリアル系、飲み物類のラインナップで、いろいろ選べるというものでした。このホテルの朝食はとても素材がよいと感じました。なぜなら、美味しくないと思ったら頑固に食べない上の子が、もりもりと食べていたからです。上の子は大人メニューから食べられそうなものを選んで食べ、下の子はシリアルに粉ミルクを混ぜて食べました。

ホテル自家製、「ジンジャーショット」なるショウガドリンク。一発で目が覚めます。


この日は、ホストパパFさん宅があるユトランド半島北部のSindalまで列車で移動しました。ホテルのチェックアウト時刻に、Fさんにホテルに来てもらい、Fさんの車に私たちのスーツケースとボストンバックを積んで運んでもらいました。これで大きな荷物がなくなり、私たち家族は一安心しました。ホテルの裏の森を抜けてRoskilde駅へ。

列車は9:42にRoskilde駅を出発。そういえば結局、夫にRoskilde大聖堂を見せる時間がありませんでした…。またここに来られるおまじないをかけたと思うことにしました。

私たちは予め、Familiezoneという、子どもがうるさくしてもしょうがないですまされて、かつ、多目的トイレが近い車両の席を予約しておきました。5時間近く乗車するので、子どもの分もひとり1席ずつ予約しました。余談ですが、デンマーク国鉄には、Stillezoneという、私語厳禁の車両もあります。車内でうたた寝や、読書や仕事に最適です。住みわけができていて良いと私は思います。

Storebelt(デンマークのシェラン島―フュン島間を結ぶ橋)を渡る様子。

車内では、Roskilde Festivalから帰る人々が、席がとれずに通路にあふれていました。さすがに終点のAalborgまで来ると、乗客はまばらになりました。Aalborgまでで約5時間。長時間のはずなのに、子どもの世話をしながらだと時間が極端に短く感じました。

Aalborg駅からは第3セクターの列車になります。どういうわけか乗換待ち1時間。2年前にデンマークに来た時は、国鉄で乗り換えなしでSindalまで行けたのですが。国鉄の縮小が止まりません。
Aalborg駅構内も、私が大学に通っていた10年くらい前は有人駅で、デンマーク版みどりの窓口やびゅうプラザもあったのに、いまや無人駅で、かつての窓口はVRゲームが体験できる私営のお店になっていました。


なんと駅前にチョコレートショップができていました!!この日は日曜で定休日。残念。


15時過ぎに、第三セクターの列車がやってきました。ここからSindalまで約1時間。

16:07に予定通りSindalに到着。元ホストママのLさんが駅に迎えに来てくれました。上の子は1年前に、LさんFさんに日本で会っていますが、記憶に無かったようです。初めは緊張して下を向いていましたが、徐々に打ち解けていきました。下の子は相変わらず、どこでもニコニコのご飯モリモリでした。あまり深く考えられないということは、ある意味たくましいです。

私は40歳の誕生日をお祝いしていただきました。私がこの家に初めてごやっかいになったのは、26歳の時です。あれからもう14年も経つなんて、信じられません。良い関係がずっと続いていることが幸せです。

プレゼントにいただいたものは、私の大好物、AnthonBergの”Fugleaeg"でした。AnthonBergのチョコレートは、今のところ日本では、中に洋酒の入ったリカーチョコしか輸入扱いがないようです。Fugleaegが日本のカルディや成城石井辺りで手に入るその日を、私は待ちわびているのであります。 


Fugleaegは、マジパンの周りがチョコでコーティングされた、イースターの時期だけ販売されるお菓子です。LさんFさんは、イースターの時にわざわざ私のために買っておいてくれたそうです。ありがたやありがたや。

夜は洗濯機をお借りして、フェスのTシャツ類や家族の服を洗濯しました。洗濯が終わるのを待つ間、旅の話に花を咲かせ、一日が終わりました。

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