2011年7月30日土曜日

長良川鉄道 その2

前回の続きです。せっかくなので、郡上八幡を2時間半ほど散策してきました。
郡上八幡に来たのはこれが初めてでした。駅構内に臨時の観光案内所があったので、「そこの方の個人的おススメルート・2時間半アレンジ」を、そのまんま歩きまわりました。

この散策では、ミラクルがやたらたくさん起こりました。

まず、駅から町の中心部までのんびり歩いていく途中で、北濃駅で一緒に写真を撮った小学生の兄弟に偶然会いました。郡上八幡城にのぼって大満足して、これから帰る途中でした。「気をつけてねー!」と、お互い意外な、でもうれしいお見送りをしてしまいました。彼らの話を聞いて、自分も城までのぼってみたくなったのですが、時間がないので今回はパス。

まずは、やなか水のこみちへ。観光案内所の方から「3つの小さな美術館があるから、どれかひとつに入ってみて。」と、聞いていたので、一番最初に見つけた「水野政雄 心の森ミュージアム 遊童館」に入りました。


この美術館に入ったら、謎のおじさんに突然呼び止められ、紙細工や切り絵を教えてもらいました。このおじさんの手にかかると、ただの紙があっという間に生き物になりました。私がいちばん驚いたのが、下の写真のオカメインコ。これ、たった1枚の紙皿と、シールだけで作れるのです!


おじさんと別れ、美術館の中の作品をひととおり見て、私がすごく気に入ったのが、「さんしょううおの絵シリーズ」でした。さんしょううおの顔が、かわいいような、なんとなく不気味なような、とにかく印象的で、思わずポストカードを買ってしまいました。


このポストカードの支払いをするとき、レジの方とお話して、先ほどの謎のおじさんが水野政雄氏
ご本人であり、ご本人が美術館に足を運ぶのは不定期であり、紙細工や切り絵をやるかどうかはさらに不定期だということを知ったのでした。自分は相当、運がよかったみたいです。そこから、レジの方と話が盛り上がってしまい、「次は踊り+美味しいものを食べにいらしゃい!」ということで、次に郡上八幡に来たときのおススメランチ&ディナーの店と、混雑する時間帯を教えていただいたのでした・・・。

歩き疲れてしまったので、カフェ・町家さいとうでひとやすみしました。私はラストオーダーぎりぎりの時間に入ったらしく、お客が少なめでした。おかげで、お抹茶をいただきながら、お庭を眺めて、しばらくぼーっとすることができました。



カフェを後にして、「いがわこみち」なる水路へ行こうとしたら道を間違えてしまい、なにやら祭りの準備をしているところに来てしまいました。

準備の様子を眺めていたおばあちゃんに、一体何をやっているのか聞いてみると、今日がたまたま、郡上八幡のこの地区のお祭りとのことでした。話をしているうちに、この方のお孫さんが、私が現在住んでいる市に嫁いだということが分かり、「あーんな遠いところからよく来なさった。せっかくだからこの後の踊りも見ていったら?」と言っていただいたのですが、電車の時間があるのでそれはできず。おばあちゃんは「次はぜひ踊りに来て!」と言っていました。旅先で「また来て!」と言われることはあっても、「踊りに来て!」と言われることって、めったにないような・・・これほど勧められる郡上踊りって、一体どんな踊りなんでしょうか・・・。

続いて、町の中心を流れる吉田川へ。


吉田川の新橋にかかっている、飛び込みを奨励はしないものの、全面的にも禁止しない、絶妙な言い回しの看板。


吉田川を渡って、柳町の「うだつがあがる古い町並み」を歩いていきました。ふと思ったのですが、郡上八幡は、どこを歩いても川か、水路の流れる音がします。そして、あちこちにこうして、水がくめる場所があります。湧き水の出やすい土地なんでしょうか。


最後に、郡上八幡でいちばん有名な湧水、「宗祇水」があるところまで行き、


いがわこみち を探し出し、



2時間半みっちり歩き回って、郡上八幡を堪能したのでした。郡上八幡城がある山沿いには、今回まったく行けなかったので、次回はそこに行って(さらに踊る?)のもいいかもしれません。

【おまけ】
柳町の通り沿いで見つけた和紙屋さんで、絵葉書を飾れるホルダーを買いました。さんしょううおの絵葉書を飾ると、こんな感じです。

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