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2019年7月9日火曜日

第2の故郷デンマークへ里帰り子連れ渡航2 その7:2019/7/9

7月9日

今日もホストファミリー宅でのんびりと過ごしました。

朝食はRundstykkerと呼ばれるパンでした。LさんFさん宅では、私が住まわせてもらっていた当時から、日曜や特別な日に食べるスペシャルなパンでした。このパンが出ると、私は気分があがります。


パンを2つに割り、バターを塗って、チーズをのせて、ジャムをのせて、ジャムバタチーズだだんだーん♪にして食べます。えっ?!美味しいの?!という組み合わせですが、だまされたと思って一度食べるとクセになる美味しさなのです(少なくとも私にとっては)。

朝食を食べて少しひと休みする間もなく、夫は子どもたちに朝から駆り出され、庭で一緒に遊びに付き合わされていました。Fさんは納屋の整理。Lさんと私は、隣町のHjoerringへ車で買い物に行きました。

私は、マニュアル左ハンドル車の運転に5年ぶりに挑戦しました。なお、私は2009年にデンマークで免許をとっています。まだ有効です。身体がちゃんと覚えているものですね。私の場合は、日本で車の運転をしたことがないまま、デンマークで免許を取ってマニュアル左ハンドル車を運転し、帰国後は日本でオートマの右ハンドル車しか運転していないので、頭の中で混乱が少ないというのもあるのかもしれません。とはいえ、さすがに街中まで行くのはリスクが大きいので、途中でLさんに交代してもらいました。

町で、私はオーガニックのHavregrynを買いました。このHjoerringという町で作られているAurion社のシリアルが、私は大大大好きなのです。コペンハーゲンに行ってしまうと、街大きすぎてかえって手に入れにくいので、ここでしっかり買っておきました。


午後は、LさんFさんと近くのSlotved skov自然公園を散策。ここにはもともと自治体所有の小さな森があったのですが、2015年に地方自治体の土地と近隣の私有地を合わせ、国所有の自然公園になりました。


夕方は、車でTverstedという町の海岸へ行きました。Tverstedは、このあたりでは有名な観光地で、キャンプ場やサマーハウスがたくさんあるところです。
ここの名物はアイスクリームです。使われているアイスは業務用のアイスで、飛び抜けて美味いわけではないのです。が、なぜか海でアイスクリームを食べると美味しいのです。


私はかつて、この海岸で車の運転の練習(当時は合法)をしたり、日本から文化交流でいらした凧職人さんの大凧をあげさせてもらったり、誰もいない冬に一人で考え事をしたり、今思えばとても贅沢な時間を過ごしていました。




早々に夕食を済ませ、夜はパッキング&サンドイッチ作りにいそしみました。ホストファミリーたちは、翌日からベルギーへ旅行です。なんと夜中の3時に車で出発。明日は私たちもこの家を離れて、Aalborg経由でコペンハーゲンに向かいます。さすがに3時には出ませんが。夜の9時に全員、ハグしてお別れのあいさつをしました。「ここまで来てくれてほんとうにありがとう!」と言われて、やっぱり思い切ってここに来てよかったと心から思いました。また会いましょう。


【後日談】
Havregrynとはそもそも何なのか、日本では買えるのか?なにげに私は一度も調べたことがありませんでした。Havregrynはオートミールのことでした。我が家の近所では、日食のオートミールがいちばん割安だったので、買って食べ比べてみました。日食のオートミールのほうが、ほんのり甘みがあって粒も小さめでした。しかしなにぶん高い。比べても仕方ないのですが。日食は500gで税抜570円。私の買ったHavregrynは1㎏で税込45DKK(770円くらい)。消費税を差し引いたらもっと安くなりますし、オーガニックでないものはさらに安いです。これが需要の差なのですね。それでもコーンフレークを買うよりは割安なので、日食のオートミールは下の子の離乳食になっています。

2019年7月3日水曜日

第2の故郷デンマークへ里帰り子連れ渡航2 その2:2019/7/3~4

7月3日&4日

子どもたちは時差ボケのせいか、夜中に2回、お腹がすいたと泣いて起きました。私も空腹が限界に達し、両日とも5時前に起きてしまいました。

さて、泊まった駅のまん前のNOVUMホテル。バスルームの備品が、壁付け全身用ソープ(髪も洗える)、ドライヤー、コップ、タオル、トイレットペーパー以外、何もありませんでした。なので洗面台に物がなくてすっきり。私達は自身のものを使うつもりだったので、お湯が沸かせないこと以外は何ら不便はなく、むしろ私のように物が多すぎると混乱して忘れ物をしがちな人には使い勝手がよかったです。そしてやたら天井も高く、壁もドアも重厚で、子どもが泣いたくらいでは音が漏れなさそうで安心でした。


朝ごはんはビュッフェ式でした。小ぢんまりした食事会場でしたが、パン、ハム、チーズ、野菜類、オムレツ、シリアル類、コーヒー紅茶とジュース類など一通りそろっていて、何かしらは好きな朝食が見つかる感じでした。6:30からオープンしていたので、私たちは6:30に朝食会場へ行き、客が少ないうちに子どもたちの食事を済ませ、夫と私が交代で子どもたちをみながら食事を済ませました。上の子(2歳10か月)は、ビュッフェから食べられそうなものを食べさせました。下の子(0歳10か月)は、持ち込んだ粉ミルクをお湯で溶いたものとビュッフェのコーンフレークを混ぜ、ふやかして食べさせました。子ども用の椅子も借りられました。上の子は飽きてしまって長い時間は座っていられないので、先に食事を終えた夫が、上の子を連れて部屋に戻ったり廊下を散歩させたりしている間に、私が下の子を気にかけつつ食事をするパターンが、いちばん私たちに合っていたようです。4人とも食事を終えるのに1時間強かかりました。

7月3日と4日は、ハンブルクを観光しました。旅行出発前に観光プランを立てるにあたり、子どもを連れていることを考慮して、次の4つを守ることにしました。
  • 午前中に1か所観光→ホテルに戻って休憩→午後に1か所観光→17時ごろまでにはホテルに戻る
  • 多目的トイレに容易にアクセスできる場所を選ぶ
  • 歩く時間を極力減らす(子どもは2人とも、おんぶかだっこで連れていくため)
  • できるだけ、子どもメインで大人も楽しめそうな観光施設を選ぶ

移動手段はほとんど列車になるので、私たちは観光者向けの「ハンブルクカード」を買いました。大人2名、2日間有効のもので計4,900円ほどでした。これで列車が乗り放題になり、いろいろな観光施設で少しづつ割引が得られました。私たちの場合は観光する場所が少ないので、買ってもトントンか損かもしれない計算でしたが、子どもと荷物で手がふさがっているときに列車の切符をいちいち買うのは大変なため、ハンブルクカードは大変便利でした。

実際の観光は以下のような感じになりました。かなり休憩を入れ、徒歩移動を制限したつもりでしたが、どうしても街で気になったものをついつい歩いて見に行ってしまったので、おんぶや抱っこに子どもの荷物をぶら下げ続けた身体はクタクタになりました。かといって、ベビーカーを持って行ったとしても、気まぐれに歩きたがる上の子がおとなしく乗ったとは思えず…。とりあえず、普段から筋トレしていてよかったです…。

<7月3日>
【AM】 
 駅周辺を散策、観光案内所やスーパー、5日に乗る列車のホーム等を確認
 ホテルで休憩
 列車移動
 クルーズツアー(1時間半)
【PM】
 駅前スーパーで昼食調達
 ホテルの部屋で昼食、休憩
 列車移動
 ハンブルク市庁舎を散策
 市庁舎周辺~アルスター湖を散策
 駅前スーパーで夕食調達
 ホテルの部屋で夕食

<7月4日>
【AM】
 列車移動
 ミニチュア・ワンダーランド
 ミニチュア・ワンダーランド内で昼食
【PM】
 列車移動
 市庁舎前広場から観光周遊バス乗車(1時間)
 ニベアハウスでお買い物
 列車移動
 ホテルの部屋で休憩
 夫と子どもはホテルで休憩、私だけハンブルク美術館へ(1時間)
 ホテル近くのレストランで夕食

 ハンブルク中央駅。

クルーズツアーでは、タンカーのすぐ下を船で移動し、なかなかの迫力でした。

港のタンカー周辺を巡った後は、運河の中も案内してくれて、充実の1時間半でした。
子どもたちは乗船中に昼寝をしていました。 


 3日の昼食。写真左上はドイツの地ビール。右下は甘クドさが満載のチョコプリン。

ハンブルク市庁舎の中庭。

調子に乗って買ったレダラッハの量り売り板チョコ。それにしても本当に、ドイツは英語が通じるようになったと感じます。20年前に旅行した時とえらい違いでした。

4日目の早朝に訪れたミニチュアワンダーランド。夏休みシーズンは混むので、ネットで事前予約の上、午前中に行くのがおすすめです。空いていてミニチュアの細かいところまでゆっくり 観察できます。

子ども向けの施設と思って行ったら、むしろ大人のほうがハマってしまいました。圧倒的な細かさで再現された世界の各都市を見ることができます。


ハンブルクの街並みも再現されています。

 多くの観光客が見とれていた、飛行場のミニチュア。ちゃんと飛行機が離着陸します。

ミニチュアワンダーランド内で昼食。11時前だったのでサンドイッチとパンメニューのみでしたが、 これでも私達には十分な量でした。11時以降はパスタなどの温かいメニューが加わります。大学のキャンティーンみたいな感じで、トレイに自分の好きなものをとって最後にお会計、というシステムでした。真ん中の黄色い物体は、激甘激クドいプリン。

観光バス。 大人はちょうど座って休みたかったので助かりました。子どもたちも景色を見ているうちに寝てしまいました。運河、歓楽街レーパーバーン、ウォーターフロント開発地区、アルスター湖周辺の高級住宅街など、ハンブルクの街の概要をぐるっと回って知ることができました。歴史ある大きな街には、思いっきり違うタイプの地区が同時に存在するのでとても興味深いです。
私は今まで、この手の観光バスに乗ることに疑問を持っていて、自分の足で歩いてみて街のスケール感を把握するのが乙だと思っていました。しかしこの観光バスシステムは、おんぶと抱っこのしすぎで疲れきった子連れ親には非常に優しいのだと身をもって知りました。自分で歩かなくても勝手にいろんなところを回ってくれて、その間に子供は昼寝できるのです。こんな便利な手段を使わないでどうすると思いました。

ニベアハウス。ニベアはハンブルクが総本山です。ここでお土産を買ったら、ニベアのロゴ入りバスタオルをもらってしまいました。ほしいけど、荷物が増える…。

アルスター湖畔にたたずむ人々。

ハンブルク美術館。子どもを夫に預けて行ったので、1時間で速足でサクッと回って見ましたが、それでも見に行ってよかったです。とにかく展示が多いので、本当は半日くらいかけてじっくり見ていたい美術館でした。


私が何となく気に入った絵。こどものほっぺは時代を超えて「クレヨンしんちゃん」のようにぷっくりなんだなあ…と思った次第。

夜はホテルの1階にあるレストランへ。夫はドイツの定番のソーセージが食べたかったのに、ここはシーフードレストランでした。おなかが空いていても、きちんと調べて入るべきでした。食事場所についても、旅行出発前にいくつかピックアップしておくべきでした。それ以前に夫と私で意見のすり合わせをしておくべきでした。私はてっきり、夜は全部スーパーで買って済ませると思っていたのですが、夫は1日くらいはレストランでちゃんと食事したい派だったのです。お互いそれが当たり前と思っているから、意見を合わせる時間を設ける発想すらなかったです。反省点です。

でも気を取り直してビールは飲む。ノンアルコールですが。

メニューにある「北海のシーフード」という言葉にわずかばかりのときめきを感じた私は馬鹿野郎でした。「北海のシーフード」。そう、それは大雑把に揚げ焼きにした巨大カレイのことでしたね。北海の近くに4年も住んでたくせして、そんな基本も忘れてしまっていたなんて(遠い目)。ああどこまでも大味のカレイ。煮付けにしたら美味しいのにと思ってしまう日本人の私がいました。

2018年4月2日月曜日

デンマークのホストファミリー初来日をおもてなし!その4:2018/4/2~3

4月2日(月)

<今日のプラン>
出発→(車)→最寄り駅[指定券購入]→(二手に分かれて行動)→Lさんと私:百貨店[ショッピング]/→Fさんと夫と子:車で家電量販店とニトリ[ショッピング]→(最寄り駅で合流)→(車)→[昼食]→(車)→自宅戻り[休憩、パッキング]→(徒歩)→Fさんと私:郵便局[入りきらない荷物をデンマークへ送る]→(徒歩)→自宅戻り[自宅で夫が夕食を作る]


さすがに3日間連続で、丸一日どこかに出かけるのは疲れる&日本人のヘルプ無しではなかなか探しだせないものを買っておきたい、というLさんFさんのリクエストで、この日はさくっと用を済ませて、家でまったりしよう、ということになりました。

11:30頃自宅を出発し、最寄り駅でこの先の旅に必要な列車の指定券を買いました。その後、Lさんと私 / Fさんと夫と子、の二手に分かれて、それぞれショッピングをしました。Lさんと私はガールズショッピングと称して百貨店へ。ついでに百貨店の地下の魚屋で、あらかじめ注文しておいた夕食用の鯛をうけとりました。
 Lさん、百貨店のセールで、お買い得の春物コートとストールをGET。


一方、Fさんはどこで何を買ったかというと、家電量販店でヘッドホン、ホームセンターで玄関用センサーライト、ニトリで珪藻土バスマットを買っていました。Fさんは我が家の風呂で初めて珪藻土バスマットに遭遇し、その使い勝手の良さに大感動し、「うちのシャワー室にほしい、絶対買って帰る!」と言っていたのでした。私もそのシャワー室は知っていますが、シャワーカーテンを引いても水が床に広がるので、足元は常に水びだし。珪藻土マットがあったら、足の裏が壮快だな~と思っていたのでした。

再び合流し、外で昼食を食べて、15時ごろ自宅に戻りました。少し休憩して、LさんとFさんはパッキングにとりかかりました。ここで問題発生。ニトリの珪藻土バスマットが大きすぎてスーツケースに入らない。いろいろ考えた結果、郵便局から直接、デンマークのFさん宅に送ることにしました。ということで急遽、郵便局へ。この日が平日でよかったです。そして、バスマット本体よりも高い送料をかけてデンマークに送ったのでした。送料がもったいないですが、この先もずっとマットを引っ提げて旅行するのも煩わしいので、これでよかったかなあと。Fさんと私は散歩しながら自宅へ戻りました。この面白い日々も明日で最後なんだなあ、日本に、ここに、Fさんがいて、一緒に歩いているのも不思議だなあ、そんなことを私は思いました。


さて、そのころ自宅では、夫が「鯛の塩釜」づくりに奮闘していました。Lさんは興味津々で、料理の様子を動画で撮影していました。
 こんな大きな鯛、イベントでもなければ買わない…。家にゲストが来ると、いつもは作らないようなご飯をつくるので、自分たち自身も楽しいと知りました。

塩釜を割ると、中から鯛がドーン。

 鯛の塩釜は作るのが割と簡単・美味しい・見た目が華やか・日本料理らしさがあるの四拍子揃っているので、外国人ゲストにふるまうにはおすすめです。


子どもを寝かしつけた後、日本酒(「田酒」をチョイス)をちびちびやりながら4人でお話しました。「日本語に不慣れな中で、手ごろな値段のホテルを自力で探し出すのは私達には難しい。ここに4日間も泊めてもらって、本当に助かったし、面白い経験がたくさんできた。ありがとう。」と言われました。我が家はFさんLさん宅に比べたらほんとに狭くて、泊まるにはいかがなものか?と思っていましたが、思い切って泊めてよかったと思いました。「東京と河口湖と名古屋を観光してみて、場所によって随分違う体験をした。今回だけでなくて、もう一度日本へ来て、今回は行かなかったところに行って、また違う体験をしてみたい。」と言ってもらえて、日本人としてとてもうれしいと私は思いました。

翌4月3日(火)私はLさんFさんと名古屋駅へ行き、新幹線ホームでお見送りをしました。その後、LさんFさんは3泊4日の広島観光を楽しみ、6日に広島から成田空港まで無事に列車を乗り継いで移動、7日にデンマークへ帰っていきました。

嵐のように早く過ぎ去った、とても楽しい5日間でした。夫も私も、おもてなしをするのは大変だけど、相手が驚いたり喜んだりしてくれるのがうれしい、自分たち自身も意外と面白い!と、感想は共通していました。

そしてLさんは靴下を我が家に忘れていきました(笑)。→追記:1年後、私たちはLさんFさん宅を訪問し、無事に返すことができました。

2018年4月1日日曜日

デンマークのホストファミリー初来日をおもてなし!その3:2018/4/1

4月1日(日)

<今日のプラン>
出発→(電車)→キリンビール名古屋工場[見学、昼食]→(タクシー)→名古屋城[見学、お茶]→(電車)→百貨店[お土産と夕食食材買い出し]→(徒歩)→自宅戻り[自宅でFさんが夕食を作ってくれる]


朝食後、自宅を出発。JRで枇杷島駅へ。キリンビール名古屋工場への送迎バスに乗り、ビール工場へ。見学は、1か月ほど前に電話で予約しておきました。合わせて、工場敷地内にあるレストランも予約しておきました。
枇杷島駅⇔ビール工場間を、バスが定期的に運行しています。


見学は日本語Onlyでしたが、Fさんは趣味でビールに造詣が深いので、私がかいつまんで通訳した内容で大方のことは理解していました。また、ビールの製造にさほど興味がなくても、面白いコーナーは随所にあったので、Lさんも楽しめたようです。なお、見学はベビーカーや車いすでも可能です。

 トリックアート写真撮影コーナー。手持ちのスマホで係の方が写真を撮ってくれます。


 VRゴーグルをのぞくと、ビールの缶の視点で工場内を360度見ることができます。
自分自身がビールの缶になった気分が味わえます。


そして、ビール大好きの我らが心待ちにしていたのが、見学コースの最後についてくる、ビールの試飲!
試飲コーナーに通されて、3種類くらいが試飲できます。アルコールが飲めない人用
に、ソフトドリンクやノンアルコールビールもあります。

ビールの味をじっくり比べられるテイスティングシートもあります。

 ビールはサーバーで注いでもらえます。


試飲には30分?程度の時間制限があります。
ドリンク類は常識の範囲内でおかわりできます。
おつまみは柿の種が1袋いただけます。


 試飲含め、およそ1時間半の見学でした。見学の後は、見学出口のすぐ横にあるレストラン「ブルワーズハウス」で昼食。ニューヨークスタイルレストランで、メニューはハンバーガーやサンドイッチ系が豊富でした。工場直送のキリンビールも飲めます。ランチメニューの価格帯は1500円前後だったので、ひとりおおよそ2000~2500円程度で、ご飯とビールを1杯、という感じです。キッズメニューもありました。

自ら父母のそばをはなれ、Fさんの横に座ってご飯を食べる我が子。


レストランでタクシーを呼んで、タクシーで名古屋城へ。

「デンマーク人がはるばるここまでたどり着いて見たものは、"ØL"だった!この石垣をつくった人は、遠い未来にデンマーク人がここに来ることを知っていたのかもしれない。」
と冗談を言うFさん。"ØL"は、デンマーク語で「ビール」という意味です。


この日は観光客が大変多かったので、天守閣の見学はしませんでした。代わりに敷地内のお茶室へ。
テーブル席でお菓子とお抹茶をいただくこともできますが、
Lさんは思い切って、和室のお茶席でいただくことにチャレンジ。

 この日のお菓子は、名古屋の有名なお菓子処・松河屋老舗の羊羹でした。

帰りに忍者に遭遇…サッとポーズをとってくれる忍者の方、プロでした。


地下鉄と電車を乗り継いで自宅の最寄り駅へ。切符を買うとき、LさんとFさんはなぜか「2000円札」をたくさん持っていて、「使えないところが多くて困っている。」と言うので(笑)、私の1000円札と両替しました。デンマークで予め日本円に両替をしたら、全部2000円札でもらったとのこと。その存在すら忘れていましたが、まだ出回っていたのですね。2000円札。

最後に晩ごはん食材とお土産のお買い物。お茶に興味があるLさんは、お茶屋さんでお抹茶と茶杓と茶筅直しを購入。「今日は自分が晩ごはんを作る!」と息巻くFさんは、牛ひき肉1㎏!と地ビールを大人買い。Fさん自腹とはいえ、豪快で見ていて楽しい…。18時ごろ、自宅に戻りました。
 Fさんが大人買いした地ビールで、我が家の冷蔵庫が占拠されました。


ビールを飲んで一息ついて、Fさんの晩ごはんづくりが始まりました。我が家のせまいキッチンで、なんとかがんばっていただきました。Fさんに作っていただいたのは、デンマークの伝統料理であり、Fさんの十八番でもある〝Hakkebøf(牛ひき肉のハンバーグのようなもの)”でした。
Hakkebøf。じゃがいもを添えていただきます。


夕食の後は、FさんLさんの次の旅行先である広島行きの新幹線と、広島から成田空港までの列車を調べました。FさんLさんは"JAPAN RAIL PASS"を持っていて、所定の期間内は、東海道新幹線はこだま・ひかり、JR在来線は全線に乗ることができます。みどりの窓口で事前にとっておけば、新幹線や在来線特急の指定席にも乗れます。

しかし、名古屋→広島はまだしも、広島→東京間をひかりとこだまだけで、乗換をできるだけ少なくして乗り継いでいくのは、いささか外国人には高度な時刻表活用テクニックが要求されるのではないかと、私は自分で調べてみて思いました。しかも、東京駅での新幹線から成田エクスプレス乗換は、日本人でもなかなか難しい。なんとかスムーズに品川乗換で成田空港まで行ける乗り継ぎを見つけ出して、明日の朝、自宅の最寄り駅で指定券の予約をすることにしました。
これがJAPAN RAIL PASSです。外国人観光客だけが買えるもの。私も初めて見ました。
(犬の絵で隠してあるところは、パスポート番号等の個人情報。)


今日も一日満喫して、22時ごろに全員パタッと寝てしまいました。