2013年9月8日日曜日

大人の溶連菌感染症(扁桃炎)の記録

扁桃が溶連菌に感染しました。

扁桃が単純に腫れて熱が出たことはこれまで何度かありましたが、特定の菌に振り回されたケースは今回が初めてした。溶連菌は、免疫機能が完成していない子どもがよく感染しますが、大人は通常ならめったに感染しません。しかし、疲労がたまっていたり、ストレスを受けたりと、免疫力が落ちている場合は大人も感染します。

症状は私の場合、熱と喉の痛みでしたが、ただの風邪による熱や喉の痛みとは明らかに異なりました。特に喉の痛みが曲者で、痛みのせいで食べることができず、体力が落ちて、症状が長引いて、というループにはまってしまいました。発症から1週間たった今、熱は出なくなりましたが、喉の痛みはまだ残っています。

以下、9月2日~9月9日の1週間の症状と食べたものの記録です。できることなら二度と感染したくありませんが、次にもし感染しても慌てることがないように、寝ながらスマホで書いていたものです。

※ちなみに、症状がよくなっても、抗生物質は10日分きちんと飲んで除菌しないと、罹患から2週間後くらいに、リウマチ熱や急性腎炎になることがあるそうです。もうなんなの、溶連菌。

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9月2日(月)

起床時に喉が痛いなと思う。エアコンで乾燥したかくらいに思い、会社に向かう。昼は持参したお弁当を食べるが、なんとなく食欲がなく、3分の1ほどを残す。昼休みが過ぎた頃から肩が重くなり、体がだるくなる。温シップを肩にはって仕事を続ける。時間が経つにつれてだるさがひどくなるが、熱は無さそう。これが身に覚えがある症状で、扁桃炎かなと察しがつく。じきに高熱が出る可能性が高いと判断し、仕事を片付け、16時ごろ帰宅。帰宅時の体温37.5度。葛根湯を飲んで平熱に戻す。この地点で喉が相当痛く、固形物を食べる気になれない。とにかくはやく寝て疲れをとろうと、21時に就寝。

朝 コーンフレーク
昼 お弁当(ごはん、ブロッコリーのサラダ、コロッケ)
夜 プリン、栄養ドリンク

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9月3日(火)

6時半起床。熱は37.0度。体はだるいが、それより喉が強烈に痛い。ツバを飲み込むだけで痛い。懐中電灯で喉の奥を覗くと、左の扁桃に米粒大の口内炎のような白い斑点が数点見える。葛根湯を飲んで熱を下げ、9時半に耳鼻科到着。扁桃についてる白い斑点は膿だと説明され、溶連菌の迅速検査を受ける。しっかり陽性になり、ペニシリン系のサワシリンという抗生物質10日分と、解熱鎮痛剤のロブという頓服薬が8錠出る。その足で会社に行く。マスクをして仕事をし、昼から投薬開始。最低限の仕事を片付け、15時過ぎに帰宅。家に帰り、2時間ほど就寝。起きると熱が38.8度まで上がっていて驚く。解熱鎮痛剤を飲むと、30分ほどでじわじわ汗をかきはじめ、熱が下がっていく。同時に、喉の痛みもすこしましになる(といっても、痛いものは痛い)。 懐中電灯で喉を覗くと、膿が広がっている。21時にふたたび寝るが、横になると口の中に唾液がたまり、その唾液を飲み込むのが痛くてよく眠れない。

朝 ウィダーと栄養ドリンク
昼 ウィダーとコーンスープ
夜 ウィダーと納豆1パック←抗生物質でおなかの善玉菌も死んでしまうと薬剤師に聞き、がんばって食べてみた。

医療費 3割負担で1800円くらい
薬代 800円くらい

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9月4日(水)

朝、寝不足と微熱と喉痛が辛くておきあがれず。昼から出勤にし、それに合わせて解熱鎮痛剤で体調を整える。マスクをし、昼〜17:30ごろまで仕事。16時ごろあたりから解熱鎮痛剤が切れたのか、全身の倦怠感や喉痛が戻ってくる。集中豪雨ですぐに家に帰れず、もどかしくなる。
家に戻るとまた発熱し、38.0度になる。面倒臭いわ喉が痛いわで、さっさと解熱鎮痛剤を飲む。熱は下がれば楽になるが、喉痛は我慢に耐え難いレベルになっている。鎮痛剤を飲んでいても、唾液を飲み込む時や、抗生物質を飲むために胃に何か入れないといけないときに、いちいち恐怖を感じるほどになっている。飲み込む行為の前には意を決し、えいっ!と飲み込む。そして激痛・・・。食事は、抗生物質で胃を荒らさないために、投薬前に流動食を流したという状態。痛すぎて眠れないが、そのうち疲れて夜中に寝たらしい。


朝 ウィダー
昼 ウィダーと栄養ドリンク
夜 プリンとウィダーと栄養ドリンク

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9月5日(木)

朝から昨日よりもさらに喉痛。もう鼻から息を吸い込んでもひりひりするし、何かを飲み込めば激痛で、鎮痛剤でかろうじて泣くのを我慢するレベルにもっていく状態。鎮痛剤が無いと生活が成り立たない。喉の奥は、左の扁桃が完全に膿で白く覆われた状態。白ペンキを塗ったように喉が白い。こんなのは初めて見た。今日明日は会社を休むため、引き継ぎのために9時出勤。11時退社、その足でふたたび耳鼻科へ。膿が広がり続け、耳下のリンパ節がしこりのようになり、喉痛がひどくなってきているため、抗生物質が効いていない可能性を疑ったため。血液検査と、抗生物質の点滴を15分ほどうける。血液検査の結果、白血球数は基準値内におさまっており、炎症の度合いを示すCRP定量値は基準値をはずれているものの、はずれ具合は中程度ということで、治っていっている傾向にあると診断される。13時ごろ帰宅。なかなか治らない、まともな食事がとれないことになんだか腹が立ってしまい、痛みを承知で冷やしラーメンとアイスを食らう。当然、痛い。夕方は38.0度まで熱が上がり、踏んだり蹴ったりで解熱鎮痛剤を飲む。午後はずっと横になっていたが、喉が痛くて眠れない。唾液が妙に増え、飲み込む回数が増えて痛いので、何とかならないかと、ネットで大人の喉頭炎や扁桃炎の情報を調べる。
 ・ 唾液は飲み込まずに、口から出す
 ・ 腫れたリンパ節を冷えピタで冷やす
 ・ イソジンでうがいをする
と良いとのことで、実行。何度唾液を出しにいき、口の中が気持ち悪いからとイソジンでうがいをしたか・・・。出し疲れ?で夜中の1時ごろにやっと眠れたような気がする。

医療費 3割負担で1800円くらい

朝 ウィダーと栄養ドリンク
昼 コンビニの冷やしラーメンとブラックサンダーアイスを華麗に衝動的に食べ、撃沈
夜 ウィダー、桃、ヨーグルト

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9月6日(金)

9時ごろ起床。熱は平熱。なんと、唾液を飲み込むのに感じる痛みが、少し鈍くなり始めた。これまで、ほぼ疼痛だったのが、疼痛7割、鈍痛3割程に感じるようになってきた。昨日が峠だったか?という気がする。相変わらず唾液の量が多いので、唾液がたまるたびにイソジンでうがいを繰り返して昼が来る。食欲も出てきたが、固形物の摂取はやや怖いので、冷凍うどんに納豆をかけて、飲み込みやすいようにして食べてみる。痛みを昨日ほど気にせず食べられる。解熱鎮痛剤があと2錠しかなくなったので、ロキソニンを薬局に買いに行こうと思い、その準備のため、解熱鎮痛剤を飲んでベッドから本格的に起き上がる準備を始める。14時ごろから起き上がれるようになり、すさんだ部屋の掃除と洗濯をし、ロキソニンを買いに外へ出る。夜もうどん。菌よりも自分の方が勝ってきたぞという感がなんとなくする。唾液の量も減り、通常と同じようになった(唾液を飲み込むことに抵抗がなくなったので、そう思うだけかもしれない)。昨日の唾液地獄は何だったのだろう。この調子なら来週は復帰できそう、ただ、油断は禁物なので、土日のスケジュールはすべてキャンセルしてある。

薬代 680円

朝 ウィダーとヨーグルト
昼 納豆うどん
薬を買いに行く前に、栄養ドリンク
夜 納豆うどん

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9月7日(土)

9時ごろ起床。熱は平熱。懐中電灯で喉の奥を覗くと、2日前はまっ白だった左の扁桃が、膿がはがれて、半分は見えるようになる。なんだか赤黒いが・・・。喉の痛みも、疼痛と鈍痛が半々くらいになる。ただ、うどんを食べまくったのがいけなかったか、扁桃が半分むき出しになったからか、喉がヒリヒリする。病院でいただいた解熱鎮痛剤は、この日の朝になくなり、ロキソニンに切り替え。痛くてもあふれる食欲に勝てず、昼はうどんを食べ、余力のあるうちにウィダーと栄養ドリンクを買い足しにいく。ただ、これだけでやるだけでもうヘロヘロで、あとはずっとベッドに横になってウトウトしていた。食べないでいたので、体力が落ちているのを感じる。

朝 ウィダーとヨーグルトと栄養ドリンク
昼 とろろうどん
夜 牛乳と野菜ジュースとヨーグルト

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9月8日(日)

9時ごろ起床。熱は平熱。喉の痛みは鈍痛8割、疼痛2割に変り、左の扁桃が、ほとんど見えるようになる。あの、ペンキのような膿は、どこへいってしまったのだろう?やはり飲んでしまったのだろうか・・・。ロキソニンは朝飲んだきり。明日から会社に復帰するため、今日は夜しっかり眠れるように、昼は家の中でずっと起きていた。うどんに飽きたものの、固形物はまだ取れない。

朝 牛乳と野菜ジュースとヨーグルトと栄養ドリンク
昼 大根おろしうどん
夜 牛乳と野菜ジュースとヨーグルトとアイスクリームと栄養ドリンク


以上

2 件のコメント:

  1. 突然のコメント失礼します。
    私も溶連菌に感染しました。
    初めに行った医者には風邪と診断され処方された薬を飲み続けても一向に良くなりませんでした。40度近い熱が3日ほど続いてて、おかしいと思いセカンドオピニオンしたら溶連菌と判断されました。
    そこで点滴と抗生物質とステロイド剤投与していただいたら次の日から唾液を飲む恐怖から開放されました。
    ブログを拝見させていただいてとても参考になりました!
    でもやっつけで冷やしラーメンとカリカリのブラックサンダーアイスをお召上がりになるなんてすごいなと思います笑
    もう一生感染したくない病気の一つですね(^^;)
    ありがとうございました!

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  2. さかいあー さま
    読んでくださり、ありがとうございます。
    溶連菌は侮れないですよね。私も二度と感染したくありません。
    9月は季節の変わり目で、ちょっと油断するとすぐ疲労がかさみ、なにやら菌を拾いやすいようです。お互い気をつけたいですね。

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