2015年5月2日土曜日

東海交通事業城北線

東海交通事業城北線に乗ってきました。

営業キロ(片道): 枇杷島~勝川 11.2km


城北線の特徴: 全線がものすごく高架で眺めがよい。終点の勝川駅はJR勝川駅と妙に離れている。初乗りが230円。1時間に1本、1両の非電化の車両が走る。でも線路は複線。1991年開業。

鉄道会社のHP: http://www.tkj-i.co.jp/johoku/

・・・昔から、列車が通るところをほとんど見たことがなく、一体何のための路線なのかずっと気になっていました。鉄道会社のHPには、城北線の歴史らしき記述は見当たりません。ウィキペディアに、歴史の記述が少しありました。元は貨物路線で、拡張しようとして財政難で工事が中断、ほうっておいても存続させても、JRの路線のままではお金がかかるので、JRの子会社が運行して、いちばんお金がかからないようにしているのが今の状態である…という事情のようです。しかしこの記述からすると、2032年にはお金が今よりかからなくなるようなので、その時には城北線も便利な路線に生まれ変わるかもしれませんね。



ーーーーーーーーー以下、ウィキペディアより引用ーーーーーーーーー         
瀬戸線は改正鉄道敷設法に「愛知県瀬戸ヨリ稲沢ニ至ル鉄道」として挙げられ、東海道本線中央本線を結ぶ貨物主体の路線として計画された。1962年の鉄道建設審議会で敷設予定鉄道路線となり、名古屋方面と直通できるよう枇杷島駅との分岐線が追加され、瀬戸 - 高蔵寺間、勝川 - 枇杷島間が1976年に着工された。その他、中央本線高蔵寺 - 勝川間を複々線とする構想もあったためこの区間の用地買収も行われた。その後、財政難などから工事は中断され、国鉄分割民営化後は瀬戸 - 高蔵寺間を愛知環状鉄道が、勝川 - 枇杷島間を東海旅客鉄道が第1種鉄道事業路線として承継することになった。しかし、同社の路線として開業させた場合、約40年もの間(2032年に終了予定)年間49億円程度の借損料(賃借料、借りた物の消耗分の賃料。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構法施行令第7条により規定)を鉄道建設・運輸施設整備支援機構に支払わなければならない上に、電化などの投資を行えば、その管理費も借損料に含まれることから、同区間を非電化で開業させた上で子会社の東海交通事業に運営させることとした。
ーーーーーーーーー引用ここまでーーーーーーーーー


まず、JRで枇杷島駅まで行き、城北線ホームへ向かいました。
土日祝日は城北線が全線乗り放題になる「城北線ホリデーフリーきっぷ」を買おうと、いちど枇杷島駅で改札の外へ出て買おうと思いきや、枇杷島駅では売らないとのこと。無駄な人件費はかけないということでしょうか。


仕方ないので改札を出ず、JRに乗ってきた分の清算もしないまま、ホームで列車を待つことに。


ICカードも非対応なのですね。設備にも極力お金をかけないわけですね。説明イラストもお金がかかっていなさそう。でも、どのイラストがどのカードを示しているのか、すぐ分かりますね。


勝川行きがやってきました。


車体は新潟鉄工所製です。


車内で「城北線ホリデーフリーきっぷ」を買う際に、「JRまでICカードで来て、そのまま清算していないです。」と告げると、こんな紙を一緒にもらいました。もろもろの処理は最後に降りるJRの駅で、事情を話してやってもらいなさい、というしくみなんですね。


こちらがホリデーきっぷです。


車内はこんな感じです。程よい硬さでなかなか座りやすいシートです。


尾張星の宮駅。この駅名を本日生まれて初めて聞きました。
近くのビール工場の見学に行くとおぼしき親子連れが数組降りていきました。


眺めはとてもよいです。


15分強で、終点の勝川駅に到着しました。




とりあえず下車してみることに。JR中央線勝川駅までは専用通路がありますが、徒歩5分以上は余裕でかかりました。乗換駅といってよいものか微妙です。こんな通路があるのなら、あともう少し延伸すればよいのに・・・。




勝川駅から、今度は反対方向の列車に乗り、小田井駅へ。


こうして駅を見上げると、無駄に高架ですね。ちなみにここから名鉄上小田井駅までは600mくらいあり、わたしは乗り換える気になりませんでした。



枇杷島駅到着。枇杷島で改札を出る人には、こんな切符が配られました。これで自動改札が通れます。



「乗れば乗るほど謎がつのる」城北線でした。

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