今日は、東海地方は大雨で河川の氾濫があり、夕方は名古屋市内でも避難勧告が出て、公共交通機関がマヒしてしまって大変でした。私も例にもれず、退社が少し遅かった(といっても16:00前ですが)がために、自分の乗る路線が運転見合わせになってしまいました。私鉄の本線なので、すぐ復旧するだろうとタカをくくり、名古屋駅のカフェで2時間ほどのんびり復旧を待ってみましたがダメでした。ホテルに泊まってしまうのもありでしたが、台風が来るのは明日なので、明日の方が家に帰れない確率大。しかもあさっては東京出張のため、いちどは家に帰らなければならないと考えると、ホテルは最終手段でした。さてどうしようかと焦りだした17:00頃を過ぎたあたりから、私の"やわらかい"携帯は非常につながりにくくなり、家族とも連絡がうまく取れなくなりました。避難勧告の対象範囲も広がりましたし、通常の退社時間になって、通信が過密になったのでしょう。さすがやわらかい携帯だな~こういうときは電電公社系携帯が強いわね~と思いつつ、公衆電話でなんとか家族と連絡が取れ、家族の指示で地下鉄鶴舞線の沿線の駅まで行き、そこまで家族に車でむかえに来てもらって、やっと家に帰ることができました。
コトは思った以上に深刻だったことを、家に戻って、テレビを見て初めて知りました。守山で庄内川が氾濫、高蔵寺で駅が浸水、その地域の私鉄は昼から運休しっぱなし、20時の段階で、名古屋以西の列車は運転見合わせのまま。名古屋以東は復旧したのですが。
地図をみて納得。全部、庄内川の増水の影響でした。庄内川を下流から上流へたどると、伊勢湾から、名古屋の西を通り、名古屋市守山区、春日井市高蔵寺、岐阜に入って多治見市、土岐市、瑞浪市、そして恵那市に至ります。
多治見・土岐・瑞浪は、昼12時に大雨警報が出ていて、多治見と土岐の間で土砂崩れも起こっていました。この段階で、地理が頭に入ってれば、庄内川はヤバイということがすぐ分かったわけです。名古屋勤務かつ名古屋以西在住の方は、絶対に庄内川をわたらないと帰れないので、お昼の段階でとっとと帰る(もしくは、帰れないのでさっさと寝場所を確保する)必要があったわけです。
一方、名古屋以東には天白川という川が流れており、この川も危険水域に達したため、15:00頃に名鉄とJR東海道線が運転見合わせになりました。この川も、いまGoogleMapで見てみたところ、上流は愛知県の日進市で、市内で上流が3つに分かれていることが分かりました。日進で豪雨が降れば、下流ではあっという間に増水でしょうし、今日はそもそも、下流の名古屋市天白区で強い雨が降り続いたので、増水必至でした。
なので、天白川下流の橋を渡らなければならない名鉄名古屋本線とJR東海道線は、運転見合わせになったわけです。でも、日進市を走る地下鉄鶴舞線-名鉄豊田線と、その北を走る地下鉄東山線は、天白川の上流を下からくぐるので、何の問題もなかったわけで。
河のはしり方、高い土地・低い土地を大まかに知っておくのは、いざというときのために大事だなと思ったのでした。
さて、明日はどうやらこの地方は台風直撃らしいので、引き続き河川の増水や氾濫が心配なところです。今年は雨台風の当たり年なんでしょうか。実家は割りと土地が高いところにありますが、非常持ち出し袋はスタンバっておきます。
あさって、無事に出張できますように。
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