2月22日(水)
FさんLさんがベルギーへ旅立った日の朝は、Tさんと私たちだけで朝食をとりました。
朝食の際にTさんが、蜂蜜の小瓶を出してきました。なんと、Tさんが作った蜂蜜でした。Tさんは郊外の庭付きの家を借りて、週末のみ畑作業や蜂蜜作りをしているのだそうです。Tさんはまだまだ若い20代なのですが、ハイセンスで素敵な趣味を持って暮らしていることをうらやましく思いました。
蜂蜜作りには今年初めてトライしたそうで、予測では数キロ単位の蜂蜜がとれるはずだったのが、なぜか850グラムしかとれなかったとのこと。それでも自分で作った蜂蜜を食べるのはとてもいい気分だと言っていました。
また、Tさんの話では、今年は異常気象の影響か、ミツバチが通常花粉を集めている花とは別の花からも花粉を集めているとのこと。ある地方の蜂蜜は、ブラックベリーの花から花粉を集めてしまい、蜂蜜の色が黒くなってしまったが、珍しさから三ツ星レストランでもてはやされたそうです。
さらにTさんは、自分で会社を立ち上げようと計画していました。その会社は、ビールの試飲会をプロデュースする会社なのだそうです。これはお父さんであるFさんの影響でしょうか。チャレンジ精神があって、ひたすら感心するばかりでした。そういえば最近、自分は守りに入りがちだなあと気づかされました。
それにしても、私がFさんLさん宅にホームステイをしていた10年前、息子のTさんはまだ高校生で、なかなかTさん自ら話題を提供して話をすることがなかったのですが、今ではこちらが驚くほどいろいろな話題を提供してくれるようになりました。大人になるってこういうことなのかもしれないなとしみじみ思いました。
それにしても、私がFさんLさん宅にホームステイをしていた10年前、息子のTさんはまだ高校生で、なかなかTさん自ら話題を提供して話をすることがなかったのですが、今ではこちらが驚くほどいろいろな話題を提供してくれるようになりました。大人になるってこういうことなのかもしれないなとしみじみ思いました。
9:00、Tさんの運転でオールボー空港へ。子も、このころにはこちらのチャイルドシート(Autostol)にすっかり慣れて、嫌がらなくなっていました。
空港へ向かう途中にて。安城市が日本のデンマークならば、デンマークはヨーロッパの安城市(嘘)。
フライトは午後ですが、荷物が多いので先にチェックインだけしました。なんと、オールボー空港のスカンジナビア航空の有人チェックインカウンターは無くなっており、完全にオートメーション化されていました。自動チェックイン機でチェックインし、荷物タグを自分で取り付け、荷物を下の写真の機械に通して預けました。
昭和生まれのアナログな自分は、本当に荷物が預けられたのか半信半疑でした。
チェックイン後、オールボーに住むMさんのお宅まで車で送ってもらい、そこでTさんとはお別れしました。「なにか私が助けられることがあったら助けるから、遠慮なく連絡をしてね。あなたは私の大切な弟ですよ。」と伝えてお別れしました。
フライトまでの間、2年ぶりに再会したMさんと一緒にお茶とランチをしました。ここでもiPadの話題になりました。Mさんも、お子さんたちにiPadを持たされた(?)とのことでした。持たされたからには使わざるを得ないということで、少しずつ活用範囲を広げているとのことでした。Mさんと話をする中で、iPadでこんなことができるのか!と私もいろいろ発見することができました。私のノートパソコンはOSのサポート期間が過ぎてしまったので、次に購入するならタブレットもありだなと考えたのでした。
時間はたっぷりあったのに、話をしているとあっという間に時間が来てしまいました。Mさんの、来る者拒まず、でも深入りしすぎず、なんだか温かい、そんな絶妙なコミュニケーションが心地よかったです。子もかわいがってもらい、幸せな時間でした。
16:00、コペンハーゲンへ飛び立ちました。45分のフライトで、のぼったらすぐおりる路線のため、離着陸時に子はぐずりました。ただ、Mさんのお宅でよく眠っていたので、体力的には問題ないようでした。
16:45、コペンハーゲン空港に到着。18:00頃ホテルに到着しました。もうなかなかデンマークに頻繁に来ることが難しくなるでしょうし、子連れということでフロント対応がしっかりとしたホテルに泊まりたかったので、今回は奮発して5つ星のラディソンブルロイヤルホテルに泊まりました。このホテルは、デンマークの有名な建築家アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が設計したホテルです。
リクエストしておいたベビーベッドもお部屋に入っていました。これがあったおかげで、私は自分のベッドで安心して眠ることができました。北欧のホテルのベッドは意外と横幅がないので、子に添い寝すると、寝ている間に子がベッドから落ちそうで結構怖いのです。
子は持参したスリーパーに入ると、意外とあっさり眠ってしまいました。夜中は授乳で何回か起きましたが。
外は強風で、あまり子連れで出たくなかったので、晩ご飯は近所のスーパーでささっとサンドイッチ類を調達しました。ついでに私がデンマークで食べておきたかったものも買いまくりました。
その1。RisifRutti。ミルク粥に生クリームが加わったものに、ベリのソースをかけて食べるデザートです。11DKK=約170円。
その2。Riskiks。米のパフを円形に固めたものにチョコレートがかかっているお菓子。腹持ちが良くて、チョコレートが使われている割には、意外とカロリーが低いのです。6枚入り16DKK=約260円。
ポン菓子にチョコがかかっていると思っていただければ。
6枚で500kcalです。1枚83.3kcal(ソース)。
6枚で500kcalです。1枚83.3kcal(ソース)。
その3。Bornholmske rugkiks。デンマークのボーンホルム島で作られているライ麦クッキーです。
クッキーというよりもクラッカーに近いです。26DKK=約430円。
パリパリ感とほのかな甘さがクセになります。
その4。オレオの「ダブルクリーム」。オレオのクッキーとクリームをばらして食べるのが好きな人の野望を叶えるクッキーです。食べてみましたが、やっぱり日本のヤマザキナビスコのオレオとは全然味が違いました。とにかくクッキーもクリームも甘さがクドい。そしてクッキーがパッサパサ。ヤマザキナビスコのオレオが恋しいです。
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