2013年7月6日土曜日

市バス旅

市バスに行きあたりばったりに乗って、乗って、乗りまくる、ただそれだけの企画。
倉庫街に迷い込んでしまったり、アヒル50羽をお買い上げしたり、面白いことにたくさん出会えました。そしてこの季節、バスの中は家にこもっているよりも、よほど涼しいという意外な発見も。

必要経費
・バス代 800円(市バス地下鉄1日乗り放題切符)
※土日ならドニチエコきっぷ(600円。市バス乗車時に運転手さんから購入可能。市バスと地下鉄が1日乗り放題。)を使えば、さらにお得です。
・水と、ちょっとした食料・・・名古屋は、場所によっては車移動メインのつくりになっているため、徒歩移動がメインの街中よりも、コンビニや自販機の立地間隔がかなりあいていることがある。
・その他おこづかい

行きあたりばったり、といっても、市バスは1時間に1~2本しか来ない路線もあるので、今回は基幹バスという、1時間に4~5本は出ているバス路線をメインにぶらぶらしました。スマホで名古屋市交通局のサイトをチェックしつつ、乗り換え時間が短くて済みそうな次なる路線を探しながら移動していました。10:00に、自宅近所のバス停からスタートして、17:30に再び自宅近所に戻ってきました。本数の少ない路線を目指すなら、事前に計画表を作ってからの方がよいと思います。


市バスに乗っていて気づいたことが2つあります。
・市バス路線は地下鉄の路線とあまり並行しない。
 並行していたら地下鉄の意味がないので、あたりまえといえばあたりまえです。

・地下鉄の路線や他の鉄道の路線が結んでいない、意外な町と町がバスで結ばれている。
 何でここから、あの町へいけるの???と言いたくなるような路線がたくさんあります。いったいなぜそういう路線になったのか、興味津々です。このテーマ、乗り物大好き小学生の自由研究にならないですかね?

・幹線道路より生活道路を選んで走る傾向がある。
 人が乗り降りするので、家に近いところにバス停があります・・・とはいえ、こんな狭いところをよくバスが走れるなあ・・・と、運転手さんのテクニックに感動するような道路も走ります。


バス旅で得たもの1: うきうきアヒル50羽(明道町)
明道町にはお菓子、駄菓子、おもちゃの問屋が並んでいます。


ということで、旅の夜は、長年の夢だった「アヒル風呂」がついに実現したのであります!


この後、アヒル50匹のおなかの水抜き、乾燥作業がたいへんでした。こんなにがんばらなくても、今はスマホのアプリで「アヒル風呂」で遊べるようです・・・。


バス旅で得たもの2: シャンパングラス(四間道)


四間道(しけみち)は、古い町並みの残っている地域で、名古屋駅からの散策にもちょうどいい距離です。古い家屋を利用したカフェやギャラリー、飲食店がぽつぽつとあります(すごく濃いチーズケーキを出すカフェ、日本酒と蕎麦の店とか・・・私の触手が恐ろしく伸びる店がなぜか多い)。写真のシャンパングラスは四間道ガラス館で購入しました。シャンパングラスなのに底が角ばっているところと、エッチングが施してあるのがきれいで、これからまだバスに乗るというのに買ってしまいました。


バス旅で得たもの3: 刀の鍛錬の見学(熱田神宮)


中川区の倉庫地帯でバスが路線の終点にきてしまい、さてどうするかな?と思っていたら、そこから熱田神宮へ抜けるバス路線(しかも幹線バス)があったので、乗ってみました。「七里の渡し」の真横を通って、まったく予定していなかった熱田神宮へ着いてしまいました。


本殿。夕方に差し掛かっているためか、参拝客もまばらでした。


本殿の向かい側で、「第16回熱田神宮日本刀奉納」が行われていました。会場においてあったチラシによると、熱田神宮の行事ではなく、熱田神宮刀剣並びに技術奉納奉賛会が行っている行事だそうです。日本刀を奉納するだけでなく、鍛錬・研磨などの技術そのものも奉納するそうです(来月8月13日が研磨の奉納の日です)。職人さんは埼玉県の方でした。わざわざ埼玉からいらっしゃるということは、日本でも数少ない職人さんなのでしょうか。私は、刀を火からおろしてたたくときの音が、こんなに高く澄んだ音だと思っていなかったので、初めにこの音を聞いたときは驚きました。




今回は名古屋市西部~南東部をまわったので、次回は別の地域を回ってみようと思います。
それにしても、車もないし、お金もたいしてないけれど、面白いことはいくらでも思いつく。なぜでしょうか。

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