2011年10月2日日曜日

自分の遺伝子

最近、知人にこんなことを言われました。
「あなたはこんなに面白くて、いい意味で強い女性なのだから、絶対に後世に遺伝子を残したほうがいい。」

子ども、というと、私はついつい子育てのイメージばかりを先行させてしまいます。出産・育児・成人するまでにかかるお金のこと、子育ての大変さ、仕事との両立、そもそもパートナーを探さなければはじまらない・・・そういう現実的なことにまず目が向いてしまいます。なので、子どもは「産んでも大丈夫そうな条件(具体的には金銭事情とパートナー)がそろったときに産むもの。」という大前提が自分の中にあり、「私はなぜ子どもを産みたいか?なぜ産みたくないか?」という、もっと根本的な問いについて、まともに向き合って考えたことがありませんでした。なので、冒頭の助言?は、ハンマーで頭をガツーンと殴られたくらい、衝撃的でした。

遺伝子を残すために妊娠する・・・確かに、子どもへの愛情とか家族の絆うんぬん(もちろんそれらも大切ですが)の前に、生物としてのヒトの目的は、遺伝子を残していくことです。そして、「遺伝子を残すか?残さないか?」だけを考えたら、私はやっぱり「(私のようなたいして世の役に立たん奴の遺伝子を残すのはアリなのか?と思いつつも)うーんやっぱり残してみたい。」という気持ちがあるのです。それに、前の世代までが脈々と残してきた遺伝子の流れを、「自分が役に立たないから、自分の子も世に必要なかろう」という、自分だけの理由で断ち切ってしまうことの方が、むしろ自分勝手なのでは?と思い始めたのです。私が流れを作ってきた先祖の立場だったら、途中で遺伝子受け継ぎが「これ以上受け継ぐ意思がないから」という理由でストップしたら、仕方ないとはいえ内心ガッカリだろうなと。

やっぱり自分は、子どもを産んで育てたいなあと。

だったら、子どもを産んで育てられそうな環境を、自分の周りに作っていけばよいわけで。大丈夫そうな環境になるまで待っているより、自分でそういう環境を意識的に作っていくほうが早いです。

何が必要か?
1. 出産と育児と成人させるのにかかる金はいくらなのか、それを稼ぎ続けるための対策(必要経費の試算、失業しにくくする対策、資産を増やす対策、セーフティーネットをどこまで張るか、等)
2. 私同様、子どもがほしくて育てる気もあり、少なくとも金銭対策に協力的で、さらに露骨に言ってしまえば、自分が生理的にそういうことをイタすことが可能なパートナーを探す対策。
3. 2が見つからないときに、一人でも何らかの手段で子どもを産むかどうかを熟孝。

いつから、いつまでにこれらの対策を完了させるか?
1. できるだけ早いにこしたことはない。つまり明日にでも行動開始。
2. 自分の卵では医学の力を持ってしても妊娠が不可能になるときが、タイムリミット

ここで問題なのが、この妊娠不可能のタイムリミットをどうやって知るか?です。ググってみたら、なんと、最近は血液検査で、このタイムリミットをおおよそ知ることができるそうです。卵巣予備能検査というものです。医学の進歩はすごいですね。自分の卵巣はおおよそ何歳までちゃんと機能するのかを知れば、それまでの計画も立てやすいわけです。いらぬ不安にさいなまれることもありません。というわけで、この卵巣予備能検査と不妊治療に関するセミナーをやっている産婦人科もあるので、私はそのうちのひとつに参加してみることにしました。

仕事の追求と並行して、プライベートの追求も本格始動です。おもしろいことになってきました。

2 件のコメント:

  1. elsです。
    こんなパーソナルなことでさえ、研究スキーマのように考えるsyltetoejsglasさんの書き方面白いです。
    でも、わたしもそんなsyltetoejsglasさんがどんなお母さんになるのか、またどんなお子さんなのか、興味があります。
    そもそも男と女が対をつくって子孫を残すのはより多様性を生むためのものですからね。意味のない遺伝子なんてないですよ。
    そのための今後の活動、楽しみです。

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  2. elsさん

    返信がずいぶん遅れてしまって申し訳ないです。
    研究スキーマっぽいですかね・・・?おおよそなんでも、こんな感じで計画を立てていくのですが、初めて言われました。なんかうれしい。

    しょっぱなの活動として、別の記事に書きましたが、ホルモン値を図ってきました。結果がもうすぐ来ますが、ドキドキしてます。

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