2017年2月24日金曜日

第2の故郷デンマークへ里帰り子連れ渡航 その8:2017/2/24~25

2月24日(金)

朝早く朝食をとり、パッキングを済ませました。10:00にチェックアウト、すぐに空港へ移動しました。
チェックインと手荷物検査を済ませ、フライト前にコペンハーゲン空港のナーシングルーム(授乳室&おむつ替えルーム)を利用しました。
特に明記はありませんが、男性も女性も関係なく入室できるようです。私が中に入った時、すでに一組の夫婦がオムツ替えをしていました。


中に入るとおむつ替え台と水道があります。水道は冷水も温水も出ます。


壁の絵もかわいいです。


おむつ替え台の反対側に、授乳室があります。入り口はカーテンがついています。


ミルクや食べ物を温めるためのレンジもあります。

子どもと一緒に入れるトイレもあります。


13:05、デンマークを発ちヘルシンキへ向かいました。行きにヘルシンキからコペンハーゲンに来るときは、子がギャン泣きをして私はオロオロしたのですが、帰りは私も肝がすわってきて、機内でちょっと子が泣いてもうまい具合にあやして過ごすことができました。隣の席の方も年配の女性で、ちょっとぐらい泣いたって大丈夫よと言ってくれました。


15:30ヘルシンキに到着。EU出国手続きの後、ひとまず子のおむつ替えへ。こちらのナーシングルームは、個室で鍵がかかるようになっていました。
 
おむつ替えに奮闘する夫と、待機するうちの子。

シャワー付きの水道。何の用途かはよくわかりませんでした。子のおしりを直接洗うことができる?


いろいろなナーシングルームや、トイレのおむつ替え台を使いましたが、フィンランドでもデンマークでも印象的だったのが、男性用の公衆トイレにもおむつ替え台があったことです。「おむつ替え台あり」を意味するピクトグラムの看板が公衆トイレの入り口についていたので、夫に男性トイレの中を確認してもらったところ、確かに男性トイレにもおむつ替え台がありました。私は、日本で男性用の公衆トイレにおむつ替え台があるのを見たことがありません(そもそも男性トイレに入れない)が、男性が一人で子の面倒を見ることもありうるわけで、男性用の公衆トイレにもおむつ替え台があってしかるべきだよなあと妙に納得してしまいました。意外と日本のイクメンお父さんは困っているのかもしれません。こんなものが印象に残らなくなるくらい、男女どちらの公衆トイレにもおむつ替え台があるのが普通になったら、ほんとうの男女平等なのかもしれません。


予定では、乗り換えの時間が1時間くらいしかなかったのですが、飛行機の到着遅れで、次のフライトまで3時間くらいの時間の余裕ができてしまいました。せっかくなので、免税店をゆっくり見て回りました。そういえば自分たちのお土産を全く買っていなかったなと。


自分たちのお土産は、アラビアのフィンランド独立100周年記念マグカップにしました。
左が私チョイス、右が夫チョイス。


手持ちのユーロでこんなものも買いました。フィンランドのチーズです。これは以前私がフィンランドを旅行した時に食べてとても気に入り、もう1回食べたいと思っていたものです。


フライトまでまだまだ時間があったので、思い切ってレストランに子連れで入って食事をしました。おしゃべりが絶えないカジュアルなレストランであれば、夫と私と交代であやせば子連れでもなんとかなるものだなと思いました。


私は調子こいてサーモンピザを頼んだら、1人前が巨大すぎて絶句でした。


夫はオープンサンドとフィンランドのビール。

19:00名古屋へ向けてフライト。お隣の席の方はなんと、たった2ヶ月の子どもを連れたお母さんでした。旅行ではなく必要に迫られて移動しているように見受けられましたが、2か月とは・・・。産後2ヶ月となると、まだ母体も本調子ではなく、子どもの首もすわってないので、国内移動だけでも大変だと思います。やっぱり、腹をくくったお母さんはみんな強いなと思いました。


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2月25日(土)
帰りの機内では、子も私も、かなりうとうとしている時間が長く、あっという間に日本についてしまいました。11:00過ぎにセントレアに到着しました。昼過ぎに自宅に戻ってきました。子の健康状態は全く問題ありませんでした。私だけがその後ひどい風邪をひき、1週間ほど調子が戻りませんでした。それでも、デンマークに行ったことを私は全く後悔していません。

帰国してから、今回会った人たちに、こんなお礼のメールを送りました。
「会ってくれて本当にありがとう。S(うちの子)は今回の出来事を何も覚えていないでしょう。けれど、彼女がこれから生きていく中で、今回の経験が潜在的に役に立つことがきっとあると思います。私は子どもが生まれたら、自分のやれる事が制約されてしまうと思っていました。でも今では、Sが私にいろいろ挑戦するきっかけをくれると思っています。たとえば、Sが生まれなかったら、きっと私は今回のタイミングでデンマークに行こうと思わなかったでしょう。」

子がもう少し大きくなったら、今回のデンマーク訪問のことを話してあげたいと思います。いろいろな人が子のことをかわいがって抱きしめてくれたこと、いろいろな人が行く先々で助けてくれたこと、がんばって飛行機に乗ったこと、伝統的な乳母車に乗ったこと、子自身がいつも笑っていたこと。
またみんなに会いに行こうね。

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