2012年7月8日日曜日

崖で愛を叫んだのち参戦するロスキレフェスティバル(Roskilde Festival)2012 9日目

9日目 2012年7月8日 ロスキレフェスティバル(Roskilde Festival)


前日は遅くまでがんばったので、少し遅めに起きて、8:30にシャワー行ったところ、シャワールームに裸の女性の行列ができており、奥のシャワーは完全に配水管が詰まっていて、足首まで汚水に漬かって浴びるぜ状態でした。もう、何かが麻痺しているので、今更驚きません。


見事に晴れました!今日はデンマークで出会った友人Eさんと、その友人Kさんが、一日券でロスキレフェスティバルに参戦の日です。10:30にEさんKさんが無事到着。


Iさんと4人で、せっかくなので、会場ぐるり一周ツアーに出発。こんなところばっかりですが。


最終日には、コンサートを観ないで帰る人たちも結構います。翌日は月曜日なので、遠くから来ていて翌日は仕事や学校がある人は、早めの撤収をします。しかし、これは何なのでしょうか。風力発電機つきスピーカー?フェス会場では電源が常に不足するので、この手の自家発電型発明品をよく見かけます。


みんながトイレ代わりに使ったであろう、窒素激烈過多に違いない沼。絶対に投げ込まれたくないです。


一般テント場のトイレは汲み取り式です。ペーパーの供給も追いつかないので、あらかじめ自分が使うトイレットペーパーを確保してからトイレへ行きます。ちなみにこのトイレの中は十中八九、吐き気を何度ももよおすおそろしい臭さです。水洗とは大違いです。


トイレの水道で髪を洗う。デンマーク人で普段ここまで横着なことをする人はあまり見かけないのですが・・・フェス会場にいると、何かの感覚が麻痺するのでしょうか。こうして水道で髪を洗う→排水溝が詰まる→水道が汚水であふれる→汚水に髪を浸しつつ髪を洗う…という負の連鎖が起こるのですが。「水のいらないシャンプー」をロスキレフェスティバルで売ったら売れると思います。


数々のトイレネタは、もはやオフィシャルTシャツのデザインにもなっているほどです。これはEさんが買ったTシャツです。木にくくりつけてある立ちション用便器に「大?」をしつつも彼氏とキスする女子。ロスキレフェスティバルでなければ考えられないシチュエーション。フェスのような非日常な空間に何日もいると、北欧の人は感覚が野生に近づくのでしょうか?


結局、こんなところを一周して、何かが麻痺してしまった4人は、青空の下でビールを飲みましたが、話のお題がどうしても「大」と「乳」になってしまう症状に見舞われました。


少し早めの腹ごしらえ。毎年食べている「thailanna」のタイカレー。ここのカレーが、ロスキレのゴハンのなかでいちばん美味しいと思います。ちなみに、何かが麻痺してしまって調子こいてもう33なのにブラトップで飲み食いしていた私は、背中と腕が焼けすぎて、翌日から大変なことになりました。


そろそろ何か音楽でも聴きますかね?ということで、ロスキレフェスティバルに行かなかったらおそらく私は一生聞く機会が無かったであろう、ポーランドのデスメタルバンド "BEHEMOTH"のコンサートになぜか行ってみました(リンクはBEHEMOTHのオフィシャルHPにとびますが、音が出るので注意してください)。


が、デスメタルは女子には刺激が強く、なんだか疲れちゃったので途中で昼寝を選択。自由です。けっこう寝てしまいました。


みんなといったん離れて、私は元ホストパパFと待ち合わせ、公式パンフレット(チケットをアームバンドに交換する際に一緒にもらえる)のバンド紹介を見て気になっていた "ALABAMA SHAKES" のコンサートへ。このボーカルのおばちゃんが声が太くてめちゃくちゃカッコいい!


その後、フェス会場内でベルギービールが飲める「ワールドビールバー」へ。毎年、大トリのコンサートの前に、フェス仲間や、友人と参加しているフェス仲間の娘・息子たちはここに集まります。元ホストパパFの息子のL、フェス仲間で今回はロスキレフェスティバルスタッフとしてずっと会場内で働いていたRたちと再会しました。Rはずっと働いているので、ひょっとしたら会えないだろうなと思っていただけに、会えてよかったです。「日本からくるなんて!あなた、なんてステキなの?!」と言ってくれるRたちと話していると、私はやっぱり、もう使うことがほとんど無くても、汎用性が低くても、デンマーク語をずっと忘れないで話せるようにしておこうと思うのです。


さて、4人とも再会して、22:00です。いよいよ大トリ、ビョークのコンサートです。この時間になると、コペンハーゲン近郊に住んでいる人も、明日が仕事であればもう帰ってしまっているので、人は前日ほど多くはありませんでしたが、丁寧なコンサートだなと思いました。
ビョークの曲は、アップテンポでもスローでもない、ビョーク独特のテンポで独特に盛り上がる感じです。でも、曲が終わるごとに "Tack! Tack! Tack!"と言うのがかわいかったり("Tack" はアイスランド語で「ありがとう」の意味)。 

曲に合わせて、酔いにまかせて、不思議な踊りをするフェス仲間。




そして、ビョークらしい?独特な終わりを迎えました。これでロスキレ2013も終わりです。すべてのコンサートが終わると、なんだか目にじわりときてしまうのです。何かが麻痺しているので・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿